子どもの将来が不安?どんな人生を歩ませたいか考える?

子どもの将来が不安?どんな人生を歩ませたいか考える?

 

子どもの将来を憂いている親はとても多いです。

 

 

こんなに勉強できなくて将来が心配
何でも続かない性格で仕事できるか心配
いつも、もじもじしてて、これからが心配

 

 

懇談会でも保護者の方からこんな話を聞きます。
子どもの姿を見て、将来を想像して、
このままではダメじゃないかと心配する。
親としては当然の感覚だと思います。

 

 

しかし、将来を心配している親に、
「お子さんに将来どうなっていてほしいですか?」
という質問を私がすると、
意外と何もない場合がほとんどです。

 

 

でも、どんな親も「幸せな人生を歩んでほしい」
という考えは共通しているはずです。

 

 

今回は、今目の前の子どもと向き合いながら、
将来について考えることについて書いていきます。

 

 

20年後の未来を考えてみる!

 

 

将来の話をする前に考えないといけないのは、
将来のこの国はどうなっているかです。

 

 

現在の小学生が、30歳になるころ、
つまり20年後には、
現在存在している仕事の47%が無くなっている
という発表をオックスフォード大学が行いました。

 

 

例えば下のような職種がなくなるそうです。

 

 

ホテルや銀行などの受付
タクシーやバスの運転手
宅急便やバイク便の配達員
学校や会社の事務員
工場で働く工員

 

 

AI(人工知能)の発達により、これらの仕事を機械が行ない、
そのかわりにそこで働く人間が減っていくのです。
これは完全にゼロにならないかもしれないけれど、
確実に少なくなっていく仕事ではあるはずです。

 

 

中には現在自分自身が、
これらの職種についている人もいると思います。
そんなバカなと思うかもしれませんが、
現在でも20年前と比べて減っている仕事はあります

 

 

例えばETCによって減った高速道路のゲートの仕事
例えば携帯電話によって減った公衆電話を作る仕事

 

 

これはすべて情報機械の発展によって減っていったものです。

 

 

では逆に無くならないと考えられている仕事は何でしょうか。

 

 

デザイン関係の仕事
俳優などの演劇系の仕事
小・中学校の教員や保育士
外科医や内科医・獣医師

 

 

これらの仕事に共通しているのは、
何かを生み出すことであったり、
人と接して感情をくみ取る必要があるということです。

 

 

私自身は、子供の将来を真剣に考えた場合、
本当に必要なのは勉強ではなく
人とコミュニケーションをとる力
なのではないかと考えています。

 

 

>>学校で一番学ぶことに進む

 

 

もちろんコミュニケーションをとるために、
知識があった方が、話題が広がりますし、
理数的思考力が
会話の組み立てに役立つでしょう。

 

 

そのためにも勉強が必要なひとつ
であることは確かです。

 

 

これは私の考えなので、
正解かどうかは分かりません。
ただ、勉強だけができればそれで良し。
そんな時代は終わろうとしていることは確かです。

 

 

子どもに将来どうなってほしいか考える

 

 

私たちの子どもが生きていく時代は、
少なくとも私たちの時代とは違います。
想像するのは難しいかもしれませんが、

 

 

十数年後にどんなことをしていてほしいか
どうやって生計を立てていてほしいか
どんな人たちに囲まれていてほしいか
結婚や子どもをつくっていてほしいか

 

 

そうやって具体的なことを考えてみましょう。
そして、そこから逆算して今子どもに伝えること、
子どもにやらせることを考えましょう。

 

 

ただ漠然と習い事を頑張りなさい。
学校の勉強をやりなさい。
そんなことを親が何も考えずに言っても、
子どもには伝わらないと思います。

 

 

経営者になっていてほしければ、
経営者に必要な知識や技術を伝えましょう。

 

優しい人たちに囲まれていてほしいのならば、
優しい言葉がけをして、それを伝えてあげましょう

 

 

 

少しくらいじゃへこたれない強い大人にしたいなら、
泣いている子どもにおろおろするのはやめましょう。

 

結婚して子どもを育てていてほしいのならば、
異性と上手に付き合う方法を伝えてあげましょう。

 

子どもは思ったように育つわけではありません。
しかし、ただ漠然と他人と比べて不安に思っても、
子どもにとっては何のためにもなりません。

 

 

それならば、これからの時代に活かせそうな
考え方や生きる力といものを、
親であるあなたがしっかりと考えて、
子どもに少しずつ伝えてあげてください。

 

 

私の場合は、コミュニケーション能力が必要、
そう思っていますので、
できるだけ子どもには、社交の場を与え、
会話のテクニックなども伝えているつもりです。

 

 

これからの時代を生きていく子どものために、
まず親が真剣に考えて、
そして子どもに伝えてあげましょう。

 

 

最後に

 

 

私は3番目の子どもを産むころくらいから、
この国の将来について、
よく考えるようになりました。

 

 

考えれば考えるほど不安になりますし、
明るい未来があるようには感じません。

 

 

しかし、どんな未来だとしても、
この子が生きていく時代はそうなのだから、
仕方がありません。

 

 

それならば、その時代を生き抜ける力を、
しっかりと付けさせないといけない。
そんな風に思うようになりました。

 

 

私はその力を何と考えるかは、親の自由であり、
他人に決められることでは、無いと思います。

 

 

そうやって考えて伝えた力こそが、
親から子どもへの一番のプレゼントだと思います。

 

 

今の子どもの姿と未来を想像して、
子どもに送るプレゼントを考えてみませんか?

 

 

>>小学生の子育ての悩みに戻るに戻る

 

 

こちらもよく読まれているページです

夫の支えがないワンオペ育児
ワンオペ育児とは、配偶者の単身赴任など、何らかの理由で、1人で仕事、家事、育児をこなさなければならないそういった状態を指します。1人ですべてをこなしていると、支えてくれる人もおらず、頼れる人もいない、子どもはかわいいけれど自分の体はボロボロ。そんな状態になってしまいます。今回はワンオペ育児になりそうで心配な人または現在進行形でワンオペ育児だ!そんな人に向けて書いていきます。
小学生の習い事は何がいい?
一言で習い事と言っても、運動系や芸術系、勉強系など、様々です。選択の幅が広がったぶん、一体何の習い事をやらせればよいか、迷ってしまう保護者の方も多いようです。今回は小学生の習い事について、おすすめや考え方について書いていきます。
反抗期の子どもに話をする方法!
反抗期の子どもと話をすると、イライラした態度をとられてしまい、ついついこちら側も感情的になってしまいます。私もクラスの中で合わない子どもと話すと、あちらの態度に感情的になってしまいどうしても口調が強くなってしまいます。クラスの子どもであれば、他人の子でもありますし、私も仕事として冷静にやっていくこともできます。しかし、自分の子どものこととなると、そうはいかないでしょう。私が反抗的な子どもと関係をきずいて、私の話を聞いてもらえるようにする時には、いつも気を付けていることがいくつかあります。自分の子どもが反抗期の時にも、このポイントを押さえていると、自然とうまくいくようになりました。
小学生のスポーツやピアノの習い事
子どもが習い事に没頭して、自主的に練習をしたり、指導者の方がしっかりと面倒を見てくれたりと、良い状況になることもあります。しかし、多くの場合は、思ったより子どもが変化することなく、しばらくすると子どもも習い事に後ろ向きになり、辞めてしまう流れになるでしょう。習い事を一生懸命やる子どもと、 そうではない子ども。一番の違いは何でしょうか?それは親の考え方と行動です。今回は習い事を始める時に、親も覚悟をもって始める必要性について、書いていきたいと思います。
小学生の反抗期!
家で親の言うことを全然聞こうとしない。出てくる言葉は反抗する言葉ばかり。私の育て方がいけなかったのか。時にはそんなことを思ってしまうこともあります。でも安心してください。それはちゃんと子どもが成長している証です。いわゆる反抗期というやつですから。ただ、この時期の対応を間違えてしまうと、いざ大きくなって子どもと向き合おうとした時に、上手くいかなくなってしまいます。
反抗期がない子ども
反抗期というのは子どもの自立期でもあります。この時期が無いというのは、自立する機会を失っている可能性があります。反抗期がない=それは良いことである。この認識は間違っていると思いましょう。今回は反抗期がない子どものタイプ別と、心配される将来について書いていきます。
叱るとふてくされる?
叱った時にふてくされた態度をとるのは、小学生の特に高学年になるとよくある反応です。思春期に入った子どもは、自立に向けて自分という存在を守ろうとします。小さいころのように叱ったとしても、素直に受け入れることは少ないでしょう。叱られた時に素直にじっと聞いていて、お母さんにごめんなさいと言う。そんな小学生はほとんどいないと考えましょう。では子どもがふてくされた態度をとった時、あなたはどういう対応をしますか?
いじめられない子どもにする方法!
いじめる子どもといじめられる子ども。この構図はどこの学校でも、必ず見られるものです。いじめは許されないことですし、この世の中から無くなってほしい。私も教員として心から願っています。しかしながら、いじめが無くなるというのは、戦争を無くすのと同じくらい難しいことです。せめて自分の子どもだけでも、その被害を受けないようにしていきたい。そう思う保護者の方も多いでしょう。 今回はいじめられない子どもにするために、 大切なポイントを紹介します。
子どもがお手伝いをしない?
ちょっとくらいお手伝いしてくれてもいいのに、うちの子家で全然何もしない。私の感覚で話をさせてもらえば、勉強が多少できなくてもお手伝いなどを、しっかりとやれる子どもの方が、将来、力を発揮すると思います。今回はお手伝いがなぜ大切なのかという話を書いていきます。
お手伝いができる子にする!
子どもが家でゴロゴロ、お願いしても、やってくれない。最終的には子どもを説教する。そうなっているご家庭も多いのではないでしょうか。そんな子どもがお手伝いのできる子に、変わってくれたら嬉しいですよね。今回は、お手伝いができる子にする方法について書いていきます。

サイトTOP